海岸にうち寄せては引いていく「波」。
定期的に繰り返され、ときには穏やかに、ときには激しく打ち寄せます。

この「波」は、なぜ起きるのでしょうか?
これについて、解説します。

「波」がおきるにのは、いろいろなことが原因となっています。
その原因としてあげられることとしては、
「風」「海水の動き」などがあげられます。
それでは、少しずつこれらの原因について探ってみましょう。



●「風」に吹かれて「波」ができる。

海水が風に吹かれることによって、波がおこるのです。
水に口で息を吹きかると、そこには「波」が起こりますよね。
これと同じ現象が海でも起きているのです。
湖や池なんかでも、よく見ると表面がゆらゆら揺れて波が起こっています。
これは「風」によって起きている波なんです。

風の力というのは、地球規模で考えるととても大きく、
海岸にうち寄せる波の大きな原因の一つと考えられています。












地球には、上の図に示してあるような、「常に吹く風」が存在しています。
これらの風に、海水が強く吹き付けらることによって、波が発生します。

そして、海水は、この風によって起こされた波を、
ゆらゆらと遠くまで伝える性質があります。
だから、ここで発生した波は、遠くの海岸まで到達し、
ざばーんと打ち寄せることになるのです。

風の穏やかな日は、波も静かで、
嵐や台風などの風の強い日は、波も強く大きくなりますよね。
そう考えるとイメージしやすいと思います。




●海水の動きによって波が生じる。

海水は動いています。
海水の「動き」は「流れ」を生じさせ、その流れも、風と同じように波を起こします。
といってもなかなかイメージしにくいと思いますので、
ここでちょっと、水を張ったタライを想像してみてください。
そのタライを揺らすと、中の水が揺れて「動き」ができますよね。
このとき、水の表面や、タライのふちには「波」ができていますよね。
これと同じようなことが、この大きな地球でも起きているのです。

じゃあ、
「この海水の「動き」は一体なぜ生じているの?」

この「動き」は主に、
「地球の自転・公転」と「月・太陽・その他の惑星の引力」が
関係しあって引き起こされているのです。

なんだか、スケールの大きな話になってきましたね。
地球と月の引力の関係による海水の動きについて簡単に図に示してみました。









物が二つ以上あると、その間には、お互いに引き合う力(万有引力)が発生します。
この力には、お互いの質量が大きければ大きいほど強くなるという性質があります。
地球と月のような大きなものになってくると、その間で引き合う力はとても大きくなるのです。

このようにして発生する大きな引力によって、
海水は月のある方へと引き寄せられ、海水が引き寄せられたところは「満潮」となり、
海水の少なくなるところは「干潮」となります。


また、地球は自転していて、月は地球の周りを公転しています。
この地球の自転と月の公転によって、
地球と月の位置関係は刻々と変化しています。
この位置関係の変化によって、海水が引き寄せられるところも、
図の@、Aの様に常に少しずつ変化していくことになります。

こうして、海水は絶えず動くことになり、海水の動きが波を起こすのです。



このようなことが主な原因となり、波がおきているのです。

ですが、ここにあげたものとは別に、
「地震や海底火山がおこす波」や「台風がおこす波」など、
波をおこす原因としてあげられるものは、まだあります。
やはり大きな海ですから、一つの現象でも、
その原因となることは、いろいろあるのでしょうね。



 
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