雲はなぜできる?」のページで、雲ができるのは、

何かの理由で空気が上昇する。

気圧(空気の圧力)が減るため、膨張する(ふくらむ)。

空気は膨張すると、温度が下がる。

温度が下がると、空気中の水蒸気が水滴になってでてくる。

空気中のほこりやちりなど(凝結核といいます)に水滴が付き、雲ができる。

と説明しました。

この中で
「温度が下がると、空気中の水蒸気が水滴になってでてくる」のはなぜだろう?
と思いませんでしたか?

ということで
「温度が下がると、空気中の水蒸気が水滴になってでてくる」
ということについて解説します。



下の図をご覧ください。
図の中のスタートボタンをクリックしてみてください。


空気中の水蒸気が水になる現象について、わかっていただけたでしょうか?
この図に描いたことをまとめてみます。



空気には、水蒸気を含むことができる最大の量が決まっている。
※これを飽和水蒸気量(ほうわすいじょうきりょう)といいいます。


この量は気温によって違っていて、ジョッキで例えると、
30℃・・・大ジョッキ
20℃・・・中ジョッキ
10℃・・・小ジョッキ

と考えるとわかりやすいです。

温度の高い空気が冷やされると、
飽和水蒸気量を超えてしまった分の水蒸気は、
水滴として空気中にあふれ出てきます。

大ジョッキに入っている水を、
小ジョッキに無理矢理入れようとすると、
入りきらない分は外にこぼれてしまいますよね。
これと同じなんです。


だから、空気中に水滴が出てくるのです。



もっと簡単にまとめると、

空気の中には、
水蒸気
を入れることができるコップのようなものがあって、
この大きさは気温によって変わる。
気温が下がって、このコップに入り切らなくなった分が、
水滴になってでてくる。

となります。


最後にちょっと余談になりますが、

寒い冬、暖かくした部屋の窓には水滴がつきますよね。
これは、部屋で暖まった空気が冷たくなった窓で冷やされるため、
水滴が窓につくのです。

あと、夏の暑い日にも、
冷たく冷やした飲み物のコップに水滴がつきますよね。
これも全く同じ現象です。

探してみると、まだまだたくさんありますよ。


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