北極や南極地方で見られる幻想的な光の現象、オーロラ。
一生に一度は自分の目で見てみたいものの一つです。
この幻想的なオーロラについて
「なぜ発生するの?」と思ったことはありませんか?
ということで、オーロラの正体に少しだけ迫ってみたいと思います。
                
「オーロラは太陽の活動が活発になると発生しやすくなる」と聞いたことはありませんか?
実は、太陽の活動とオーロラには、密接な関係があるんです。

一体どういう関係があるのか?それを今から説明していこうと思います。

まずは下の図をご覧ください。
これは、太陽から地球に
「太陽風」と呼ばれるものが放射されている図です。



太陽からは、光や熱だけでなく、太陽風も地球に降り注がれているのです。
太陽風は、太陽の表面の爆発によって放出される、
プラズマ状の電気を帯びた小さな粒でできています。

そしてこの
太陽風の粒は、地球の磁場を横切ることができないという特性を持っています。
ですから、日本の上空など
地球の側面からは入ってくることができないのです。
 
これに対して、地球の北極や南極地方に注目してみます。
この辺りの磁力線は
地球に対して垂直になっているので、
太陽風の粒は地球に入ってくることができる
のです。

このようにして地球に入ってきた太陽風の粒が、オーロラを発生させることになるのです。
このことを頭に置いておいて、引き続き下の図をご覧ください。



北極や南極地方から入ってきた太陽風の粒が、
地球から100〜400kmのところで酸素原子や窒素分子などと衝突すると、光を出します。
これがオーロラのもとなのです。


上の図では、解りやすくするために一つ一つの衝突を大きく描いていますが、
実際には連続して衝突が繰り返されるため、下の写真のように、
オーロラはカーテンや波など、様々な形を夜空に美しく描き出すことになるのです。



オーロラを発生させるもととなる太陽風の粒は、
地球の北極や南極地方からしか地球に入ってくることができないので、
オーロラは北極や南極地方だけの現象となるのです。

もし、日本の上空にも太陽風の粒が入ることができたら、
このような幻想的な夜空を日本でも見ることができたかもしれませんね。

太陽の活動が活発になると太陽風も強くなるため、
地球にたくさんの太陽風が吹き付けられるので、オーロラも発生しやすくなります。
だから、「オーロラは太陽の活動が活発になると発生しやすくなる」のですね。


オーロラは太陽からの贈り物。
こう考えてみても、オーロラって、とっても幻想的な現象ですね。

ちょっと余談ですが、土星にもオーロラが発生するそうです。
地球以外でもオーロラが発生するなんて、想像するだけでワクワクします。
一体どんな色で、どんな形で見えるんでしょうね。



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